パート3

運営もチャレンジ:初めての多施設合同運営!

これまでのサマーキャンプは、一つの施設が運営の全てを担当する方法で運営されてきました。しかし、40年を超える開催の中で、東海地区の多くの病院のスタッフがキャンプに参加し、その中で培われた様々な経験と知恵を持ち寄って、キャンプ運営の新しい形を作ろうと、2年間かけて準備をしました。
病院の中で、いつでも相談できる状況での準備ではないため、『ホウ・レン・ソウ』(報告・連絡・相談)をどうするかという課題も、チームワークのよさで乗り越え、多くの新しい企画と共に、キャンプ本番を迎え、楽しい5日間を過ごすことができました。


1日目:開会式・カーボカウント学習会・お祭り

1日目の様子

サマーキャンプの始まりです。今年のキャンプのテーマは『チェンジ~自分を変えよう~』。これから始まる5日間で、何かを見つけてほしいと思うばかりです。

まずみんなと仲良くならなきゃ!仲良くなるには共同作業!というわけで、夕方からのお祭りに必要な屋台の看板を班ごとに作りました。
インスリンの投与量の考え方であるカーボカウント法もみんなでお勉強しました。

そして、お祭りです!ミニキャンプに来ている小さなお友達もみんな一緒に、自然の家でのお祭りを楽しみました。1型糖尿病の子どもたちにとっては、屋台でのごはんで、インスリンをどのタイミング注射しようかと考えることも一つの学びです!食べたいものをどうやったらしっかり食べられるのか、みんなで考えながら楽しみました。

2日目:運動会・星を見に行こう

2日目の様子

台風の目や綱引きなど班での熱い戦いが繰り広げられました。暑い夏をさらに熱く燃え上がらせながらも、子どもたちは低血糖を起こさないように補食をし、冷静に自分自身と向き合っていました。

自然の家は四日市の森の中にあるため、夜はほとんど光がなく、美しい星空が広がります。星のソムリエに夏の星空を教えてもらいながら、ロマンチックなひと時を仲間たちと過ごしました。今年はちょうど国際宇宙ステーションやペルセウス座流星群も見ることができました

3日目:BBQ&流し素麺・キャンパータイム・パーティー企画『いつうつの?今でしょ!』

3日目の様子

今回のサマーキャンプでは、様々なシーンに応じたインスリンの使い方を考えることを目的とした食事の企画をたくさん盛り込みました。

150人以上が取り囲む流し素麺!経験したことありますか?150人に取られなかった素麺は、ぶよぶよに水を吸ってしまいました((笑))

夜ごはんでは、お誕生日パーティーを想定した食事会を開きました。1型糖尿病児は、『インスリン注射はご飯の前に』というのが一般的です。しかし結婚式などのパーティーでは、最初は、サラダなどが出てくるので、血糖値に関与する炭水化物はあまり出てきません。こうした時にはいつインスリンを注射するのがいいのだろう?そんな状況を作り出し、みんなと考えながら、パーティーを楽しみました。

4日目:自然の家day・キャンプファイヤー

4日目の様子

サマーキャンプの舞台、四日市市少年自然の家には、多くのアトラクションがあります。キャンプでできた仲間たちと、何をするのか考え、目いっぱい遊び、楽しい時間を過ごしました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、最後のビッグイベント『キャンプファイヤー』の時間になりました。仲間と過ごした4日間を思い出しながら、おどり、あそび、笑い、そして離れることの寂しさに涙し…。そんな素敵な時間を仲間と共有して、子どもたちは次のステップへ歩んでいきます。

5日目:閉会式、別れの時

5日目の様子

例年、涙交じりの閉会式で別れの時を迎えます。今年のキャンプのテーマは『チェンジ~自分を変えよう~』。一人ひとり壇上で、大きな声で、何を感じ、何を学んだのか、何ができるようになったのか、これから何に取り組もうか、一緒に過ごした仲間やスタッフ、そして保護者の皆さんに伝えていました。4日ぶりにあったお子さんの姿をみて、楽しい時間を過ごしたんだなと思っていただければ、スタッフ一同とてもうれしい思いです。

最後に、第44回東海地区小児糖尿病サマーキャンプ開催にあたり、運営にご協力をいただきました各施設に心より御礼申し上げます。

第44回東海地区小児糖尿病サマーキャンプ運営本部
運営総括:豊田厚生病院
看護本部:あいち小児保健医療総合センター
栄養担当:安城更生病院
運営補助:三重大学・国立病院機構三重病院